仕事


仕事って 何だろう仕事について考える


                                 



お節介親父のホームページへようこそ

仕事って何なんだろう・・・


この疑問はどんな人間にも必ず訪れます
人は何のために仕事をするのだろう、何故仕事をしなくてはならないんだろう

人によっては自分の好きなことが仕事になればいいのにと思う人もいますし
お金を稼ぐ必要がないのなら仕事なんてしたくない、と思っている人、またそういう世代
もいるでしょうこのページでは、そんな「仕事」について
考えてみたいと思います」













お節介親父がサラリーマンになった頃どんなことを
考えていたか
思い出してみました。

大学生活の途中で結核という病気に罹り
3年近くの闘病生活を強いられた私にとって
その頃の気持ちといえば
「無事生きられるだろうかという不安」と
 不安が何とか去ったあとに、訪れた
「いい年をしてまだ一人前の社会人にもなれず」
「親の世話になっていること」への悔しさとあせりでした。

ですからそのころの私にとって「仕事」とは
何とか親から独立し
自分の力で生きていくための手段だったと思います。
このページは30数年間のサラリーマン生活のなかで
私がこんなことを考えた・・・というお話です

今の若い人の多くはまるで親が永久に生き続け
永久に安定した経済を維持できるかのように
錯覚し、また親も先行きの不安や厳しさをキチンと
息子、娘に話さないというなんとも信じられない
甘さが世の中にニートと言われる人々を生み出し
さらに堂々と
フリーターなどと自称する人間をはびこらせて
しまっています。

 さて話は私自身の若い時代のことにもどりますが、
東京の放送局に就職が決まった若き日のお節介親父は
ラジオの番組やスポットのセールスというか
営業外回りの仕事、の見習いのようなことそして
実際の営業セールスと経験していきました。

そしてその後その取りまとめのデスクという仕事
さらには

同業社のネットワークの取りまとめに関する仕事

さらに会社の経理という仕事を経験することができました。
 そしてそれらを通じやはりそうなのだと
思ったことがあります。

 それは「仕事の相手は機械じゃない、人間なんだ」
ということです。
経理の仕事をしていれば、一日中伝票やパソコンの画面が
自分に迫ってきて
本当に非人間的日常に追われる生活を強いられます。

でもパソコンの向こうにはそこからはじき出された表や
最終的には決算書を
見る人間がいるのです。

伝票を見ればその伝票を記入した人間の
意識や心が伝わってきます。

 常にそれを自分も意識し人の心や姿を思い浮かべれば自然に
仕事に血が通ってきます。
 そしてそこから自分に対する評価も生まれてくると考えたのです。

与えられた仕事だから仕方なくこなす・・・
という意識が薄くなり精神的に
楽になるのではないでしょうか。

 さてこれからが本題になるのですが仕事・・・お仕事・
つまり人にとっての仕事のお話です。

仕事は必ずその先に経済効果があって
初めて仕事であり、
家庭での主婦の仕事もお金に換算できるので
仕事ということになります。

 そして仕事がたとえ機械を
相手にするようなものであっても
その先には、その結果を見たり
その結果を評価、する人間、
それに代価を支払う人間がいます。

 そのことをハッキリと意識して仕事をするか、
そうでないかには大きな差がでてきます。

例えばどのような品物を売るにしても
「この品物を買ってください」という言葉・・・
意識だけでは仕事になっていないのです。

「このような品を買っていただきたいのですが、
貴方の評価はいかがでしょうか?」

という気持ちで相手に接して初めて
そのセールス行為は仕事になり、
さらに人間を相手にしたものになっていくのです。

 物を売るときには相手が何を望み、
なにを知りたがっているのかを
常に考えたいものです。
もしかしたら貴方が売ろうとしているものを
相手は必要としていないものの、

あなたの会社の他の部門の製品やサービスは
すぐにでも欲しい状態かもしれないのです。

ここで仕事の相手は人間です・・・・
というお話になっていくのです。

 直接自分の仕事にならないことでも
相手の人と話を深め
人間的関係を築くことができれば
自然に仕事があとからついてくる
ということにもなるのです。

 だんだんとセールスという仕事の話に
なってきましたが、
物を売るということは商品だけでなく、

商品とその周辺の知識、
さらには自分の人間性を売るという
ことにもなるのです。

 車のセールスマンは自社の車のことだけではなく、
他社の車のことも充分研究しておくべきなのです。

例えば同じ排気量、同じ馬力をうたっていても
メーカー同士の
性能の差は驚くほどにあります。

それすらわからず車を売ろうとするのでは
お客に馬鹿にされてしまうだけですから

この場合、仕事の相手は車という機械ではない
というだけでなく、
車の市場のおおきな部分であり、顧客なのです。

 車よりももっと大きなプロジェクトを
売るということにでもなれば
「仕事の相手は大変な数の人間
ということになります。

誰がキーパーソンかを見抜き
そのひとの信頼を得て仕事がうまく
進み始めると相手の会社のその人の部下を
粗末に扱ってしまう人がいます・・・・

気をつけなければいけません、次はその人が
キーパーソンかも知れないのですから。

 私の経験したことですが何歳か年上のS氏が
セールス先のキーパーソンで、
その人の下に私と同年輩の部下が居たのです。

そのセールス相手の年上のS氏は
私のことを大変信頼し、
気にいってくれたため、
大きな仕事を次々と決めることができたのです。

 しかしそのとき私が気になったのが
その人の部下で同年輩のN氏でした、

自分と同年輩ということもあって
本来担当窓口であるN氏を差し置いて
S氏と話が決まってしまう
という事がとても気になったのです・・・・・

 私はその会社を訪問しS氏と会うごとに
帰りがけに玄関からN氏に電話を入れ非礼を詫び、

そして時に社外でS氏に知られないよう
N氏を食事にさそっては、
S氏とのやりとりを説明するようにしていたのです。

それまででも一番おおきな仕事にGOサインを
出してくれた後
「一寸、大腸ポリープをとってくるよ」と言い、気楽な様子で
病院に入院したS氏はそのまま社会復帰できず、
1年半後亡くなってしまったのです。

 そのあとN氏がキーパーソンになり
その会社との取引はさらに大きくなっていきました。

 私がセールスの仕事を離れて数年、
そのN氏も亡くなりました。
私の肝臓病のことを心配してくれたN氏が
なんと肝臓癌でなくなったのです。

(私は学生時代の結核の手術のとき受けた輸血のせいで
肝臓を悪くしていたのです)

 本当に仕事は人と人なのだと思った、
私の古い思い出です・・・

でもあの会社本当に厳しい会社だったんですよね、
ほんとうに人がよく死ぬ会社でした



ページ上と

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