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  <h2>S F 小説</h2>   異空 の 神

                                       



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小説のページです
(SF小説・・・・Scientific Fantasy)


この作品は日本語により

アメリカ合衆国を舞台とし、アメリカ国籍の人物を登場人物として書かれています

過去において、外国を舞台としさらに外国人を登場人物として書かれた作品はかなりみられると思います。

ただ作者が知る限り日本語により、日本人が書いたそのような作品はアニメーション作品など、
国籍不明を感じさせるもの以外あまりないような気がします。

日本人が日本という枠を超え世界をマーケットとするエンターテイメント作品を書くことはできないものだろうか・・・・これが作者が発想し、この作品を紹介する動機になりました

この作品は次のようないくつかの可能性を念頭に書いたものとして読んでいただくこと

そして作者の意図に賛同して頂けることを祈っています

                SFファンタジー作品として 大人版 ハリー・ポッターのように読まれること

                     
英文に訳され 英語圏の国で読まれること              

作品の大要

アメリカ合衆国空軍、物理研究チームは、巨大エネルギーを投入することによる、
兵員及び兵器の瞬間移送実験に取り組んでいた。
合衆国空軍中佐 ブライアン・青木・ラウルは実験に志願しネヴァダ砂漠からニューヨークへと移送される。

ブライアンが到着したニューヨークには待ち受けているはずの実験スタッフが一人もいなかった。

そしてブライアンが見たのは、はるか16年前 9・11で崩壊した筈の世界貿易センタービルだった
タイムスリップでもなかった

ブライアンが到着したのは異世界のニューヨーク・・・
その世界でブライアンを待っていたのは、思いもかけぬ理想の美女との出会い 
自らに備わった超能力・・・・・

ブライアンにはその世界でのIDがなかった・・・異世界に築き上げられるIDと富

そして主人公ブライアンは、究極に残された自らの使命を見つけ出す。



   
  

異空の神

第1巻

第1章

秘密実験

砂漠の失踪者

秘密基地

ロサンゼルスから車でフリーウェイを乗り継ぎ15番をラスベガスに向け
  北東に3.4時間走ると砂漠の街バーストーがある、
  ラスベガスへの道のりを半分ほど進んだあたりだ。

  昔は、わずかのガソリンスタンド、ファミリーレストラン、モーテルの他は
  何もなかったその街に、かなりの規模のアウトレットショップ、モールが誕生したのは
20世紀も余すところ10年という頃だった。
  その後、街は徐々に発展を遂げ、
今では巨大なホテル、カジノまである都市へと変貌していた。

  バーストーからさらに20マイル進み、荒れ果てた土地を区切るように走る側道を
  右に折れる、長い登り坂をさらに進み何もない砂漠のなかに入って行くと
 「プライベートエリア立ち入り禁止」の札が立っている。

  
  
 合衆国空軍中佐ブライアン・ラウルはレクサスのハンドルを握り
土煙を巻き上げながら、その側道を上っていた、
しばらくすると道は平坦になり「これより先
  進入禁止、侵入者は狙撃されます」という大きな立て札が立っている。
  
  ブライアンは速度を緩め運転席から身を乗り出すようにして
ICチップの埋め込まれた身分証をかざした、

  識別装置は直ちに身分証を挟んだ左手親指と人差し指の指紋を読み取り
チップの示す情報と照合した。

  はるか前方に稲妻が走るのが見える、珍しく発生した大きな寒気団が上空を通過し 
 大気の状態が不安定になっていた。
ブライアンの軍用時計は2017年6月1日、午前8時30分を示していた。

はるか10マイル前方、稲妻の走った辺りに、
殆どの施設が砂漠の地下深く隠された空軍の秘密施設エリア60があった。
上空から観察しても殆ど識別不能なその基地に、
大きな軍用ヘリコプターが上空から急角度で舞い降りてくる。
参謀本部技術委員長オルソン・ダグラス大将の到着だった。

大きいが粗末な畜舎のように装った建物の中にかなりな大きさの
エレベーターの塔屋が隠されていた。

ダグラス大将、ランドルフ・スティットソン空将、
物理学者 レオナルド・フィンチの3人が乗ったエレベーターは驚くほどの速さで
シャフトの中を地中深くへ向かった。
ようやく停止したエレベーターの扉が左右に開くと、

そこには広い通路が前方に奥深く100M以上続いていた。
通路を歩きながら
「ラウル中佐はまもなく到着します、先ほどチェック地点を通過しました」
とランドルフがオルソンに報告する。

さらにレオナルドがオルソンに説明する
「あの実験は当時としては考えられないほどの電力エネルギーを集中し、
強力な磁力場を造り出した実験だったのですが、

現在に比べ未熟だった応用物理学、位相幾何学、
それと入念に行われねばならなかった気の遠くなるほどの計算を
人手に頼っていたことが致命的欠陥だったのです」

「もっと膨大な計算も必要でしたし、随所に計算式の抜けがみられました、
計算そのものも不正確でした」
「当時の電力供給は今のように自前の原子力発電という訳にいきませんでしたし」

「しかし着想そのものは見事といっていいでしょう。
まさに天才です」
「既に報告させていただいたように、

我々のチームはコンピュータでのシミュレーションを重ね、
既に小物体の瞬間移送実験、小動物の移送実験に成功しています」
「原理的には到着目的空間まで強力な磁力により、
時空の歪曲という効果を造りだし極端な近道をするということになります」

2次元で云えば紙を丸めて右の端と左の端を付けると両端に書かれた点は
一挙に近づくという話の
3次元版ということですな」

「おっしゃる通りです」・・・・・・・

あの実験・・・・それは、1943年、
第2次大戦の最中原爆製造計画と同時に進行した
アメリカ合衆国における最高機密
「フィラデルフィア・エクスペリメント」と呼ばれるものだった。




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 異空の神

 第1巻 
 
 第1章 
  

 
秘密実験  
 砂漠の失踪者

 秘密基地

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 カウントダウン


 第2章
 異空転移


 失われたID

 
エリザベス T
 エリザベス U
  カトリーヌ
 
 
第  3 章
  現実の異空

  告  白

 恐怖のハイウェイ
 銀行襲撃???

 I  D  回 復
 ハ ネ ム ー ン
 ハイジャック
ボビーズプレース
 ブライアンの城

    第4章 

  飛    躍


   生  家
 息子ブライアン
 ブライアンの世界
  ス ー ザ ン
 


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